
精密根管治療
Precision root canal treatment歯を抜かずに治すための
最後の砦「根管治療」。
根管治療は、歯の内部に感染が起きた場合に行う最後の砦のような処置です。
しかし、一般的な治療では感染源が取り切れず、再発や抜歯につながることも少なくありません。
当院では、CTやマイクロスコープを用いた精密診断、さらに感染源に「効く薬」を選ぶ科学的アプローチを組み合わせ、
「抜かずに治す」ための新しい根管治療を行っています。
精密根管治療
の流れ
当院の精密根管治療は、
診査から薬剤選定・経過観察まで、すべてに根拠を持った流れで行われます。
1カウンセリング・診査
まずは、現在の症状や過去の治療歴を丁寧に伺い、必要に応じてデンタルX線やCT撮影を行います。
根管の形態、感染の有無、骨の状態などを三次元的に把握し、保存可能性を正確に診断します。
※抗生物質にアレルギーのある方は、問診時に必ずお伝えください。
2治療計画の説明・同意
診査結果をもとに、治療方針と選択肢(保存/外科/抜歯)を説明。
自費診療であること・治療内容・予測される経過について
十分にご納得いただいた上で、治療に進みます。
3初期処置・感染除去
(マイクロスコープ+ラバーダム下)
治療部位をラバーダムで防湿し、マイクロスコープを用いて根管内を拡大視認。
感染組織の除去、古い充填材の除去、根管形成・洗浄を行います。
必要に応じて感染部からサンプルを採取し、細菌培養・感受性検査へ回します。
4薬剤選定・貼薬
(根拠に基づいた抗菌薬)
検査結果をもとに、原因菌に最も有効な抗菌薬を選択し、貼薬処置を行います。
抗菌薬の種類・濃度・貼薬期間は、症例に応じて柔軟に調整し、
治癒反応を観察しながら、最小限の介入で最大の除菌効果を追求します。
5根管充填・封鎖(MTA等使用)
感染が完全にコントロールされた後、MTAや他の封鎖性に優れた材料を使用して根管充填を行います。
6経過観察・最終評価
治療後は、数ヶ月ごとに経過観察を行い、症状の改善やX線画像上の骨回復などを確認します。
必要に応じて外科処置に移行する選択肢も含め、患者さんと相談しながら丁寧にフォローしていきます。
治療回数の目安(症例による)
- 通常
- 1〜3回
- 難治性・再感染症例の場合
- 4〜6回以上
- 感受性検査を行う場合は、検査結果の確認までに1〜2週間程必要。
費用について
| 前歯 | 55,000円(税込) |
|---|---|
| 小臼歯 | 66,000円(税込) |
| 大臼歯 | 77,000円(税込) |
費用には右記の
内容が含まれます。
CT撮影・診断/マイクロスコープ使用/ラバーダム処置/細菌培養・感受性検査/抗菌薬貼薬/封鎖材(MTA等)による根管充填
- 最終的な被せ物は別途費用がかかります。
-
CTやマイクロスコープ、NiTiファイルなどは保険診療でも使用が可能です。ただし、ラバーダム防湿の徹底や十分な時間を確保した処置、抗菌薬の選定や検査を含めた対応は、実際には保険診療の枠内では難しく、再感染リスクを下げる精密な治療を実現するためには、自費診療が現実的な選択肢となります。
また、当院では細菌培養・薬剤感受性検査を行い、原因菌に最も効果のある抗菌薬を選択して使用するなど、科学的根拠に基づいた治療を実践している点が、最大の違いです。
-
はい、再治療(リトリートメント)症例も多く扱っています。再感染や根尖病変、未処置の根管などがある場合は、 マイクロスコープ下で感染源を確認し、保存可能性を診断のうえ治療いたします。
-
保存の可能性がある限り、まずは診断をおすすめします。CTやマイクロスコープで確認し、保存が難しい場合は、 抜歯以外の外科的処置(根尖切除など)を含めてご提案することもあります。
-
一般的な保険治療では抗菌薬の貼薬は行われないことが多いですが、当院では細菌培養と感受性検査により、効果のある抗菌薬を選択的に使用します。その根拠を持って貼薬できるのは、科学的にも非常に意義があります。
-
はい、対象になります。
「手術しかない」と言われたその歯、
まだ歯を残せる可能性が
あるかもしれません。
「根の先に影がある」、「再感染しているかもしれない」。
そんな診断を受けたとき、次のステップとして外科処置や、抜歯だけでなく、
歯を抜かずに治すための根管治療も最後の砦になるかもしれません。
オンラインでのご相談・ご説明も行なっておりますので、
「詳しい内容を知りたいけど、遠くて行けない。」という方も、お気軽にご相談ください。


